りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

メタップスが色々言われている件

タップスが先日IRで、決算発表や中期経営方針を公開した。

2016年8月期 通期決算説明資料

平成28年8月期  決算短信〔日本基準〕

中期経営方針データノミクス構想

中期経営方針なんかは全く中身が無いのではとか色々言われてた。

実際見ていてもよくわからない(・_・)

ただ現時点では何言っているかわからないけど、いつか大化けする可能性もあるかもしれない。googleみたく。

数年後・数十年後の結果で判断すれば良いと思う。

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とりあえずメタップスとしては、組織の形態としては、日本で言えばソフトバンクのようなホールディングス形式にして、 各事業が各企業としてぶら下がっているような状態にしようとしているらしい。今後もどんどん会社作ったり、買ったりしていくのだろうと思う。場合によっては売るパターンもいずれ出てくるのかな?

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 やっていることを一言で言えば、収集したデータを使って、世の中を便利にしたり効率的にしていくよってことのようだ。その領域は最初にうまくいったのがモバイルゲームで、今もこれからも様々な領域でやっていくということらしい。

「データを使って支援」だけだと、いずれ成長の限界が来るかもしれないから、自分達でまるごと事業を行うようになるかもしれない。金融機関やガス会社そのものをやるとかだ。それには金が必要だけど。

決算数値を見て気になったのは、原価率が高いことだ。平成28年8月期は売上高8,886,975千円で売上原価7,232,451千円だ。こういうプラットフォームを提供(と言っていいのかどうかもわからないけど)しているのであれば、利益率は良さそうな気がするけど、何か自分がイメージしているのとは違うっぽい。

会計上の利益は長期的な視点で見れば赤字でも全く気にならない。メタップスの創業者ご本人も、ジェフ・ベゾスのようにたいして気にしていないのではないだろうか?短期的なことを言って小さくまとまる気はないんだろうな。とにかく投資先行で、結果は数年後見てくれという感じ。上場企業だからそんなことを言っていてはダメだとか色々言われそうだけど。

タップス株に投資するという視点で見れば、経営者を信じて10年とか保有する気持ちでいれば良いと思う。短期売買して何になるのだろうか?失敗して会社潰して無価値になる可能性もゼロではないけど、そんなことはどの会社も同じだ。上場していつまで立っても売上数十億の企業なんて多々ある。そのような企業はなんのために上場企業として存在しているのかわからない。メタップスはそんな企業になる気は無いという意思だけは感じる。

創業者はIPO後一株もメタップス株を売却していないらしいIPOでは1円もキャッシュを獲得していないようだ。創業者はある意味その企業の一番の投資家でもあるわけで、失敗したら創業者自身が一番痛手を喰らう。売れば億単位のキャッシュを作れたわけだけど、そうしなかったわけで、このことは「実際目に見える形の信用」と言えるのではないだろうか?(逆に言うといつ売るのか難しそうだけど。引退する時まで売れないかもしれない)逆に、近い将来内で売却するようなことがあれば、他の投資家もさっさと撤退したほうが良いかもしれない。

 

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