りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

1年限り優待導入増える

2016/2/27の日経新聞夕刊で、「1年限り優待導入増える、三城HDや日本精鉱、コスト抑え株主確保。」という記事があった。

1年限りの株主優待、「記念優待」を導入する企業が増えている。上場や創業の節目に実施する企業が多い。コスト負担などで毎年の優待は続けにくいものの、個人安定株主を確保したい中堅企業が実施している。
 投資家向け広報(IR)支援会社、野村インベスター・リレーションズの調べによると、2015年度に記念優待を実施する企業は2月26日時点で13社。14年度までで5年連続で増えており、「今年も高水準になりそう」(野村IR)な勢いだ。
 眼鏡店を運営する三城ホールディングスは、上場20年を記念し、15年9月末、16年3月末の株主を対象に眼鏡店で使える割引カード(20%割引)を贈る。同時に10年保有株主の中から、30組60人を北陸などへの旅にも招待する。樹脂に添加する難燃材料を手掛ける日本精鉱は、創業80年記念優待として創業の地、兵庫県養父市産のコメや味噌などを贈った。
 半導体検査を手掛けるテラプローブは昨年末、創立10年の記念優待として1千円分のクオカードを贈った。同社は上場以来無配が続いているが、「株主数が低迷するなか、少しでも還元をして注目を高めたい」狙いだ。

そもそも株主はキャピタル・ゲインやインカム・ゲインが欲しいわけで、株主優待なんかいらない。株主というステイクホルダーを顧客かなんかと勘違いしているのでは?

ということを経営陣も株主も意識すべきだと思う。株主優待の導入を決めた経営陣が、会社経営する中で合理性なんかについて語ったりしてたら、アホかと思ってしまう。

 

ちなみに、ユニ・チャームは約10年前に廃止している。

株主優待廃止のご案内|投資家情報|ユニ・チャーム

創業者の時代に導入したものを、2代目が廃止したのだろう。合理的だ。

 

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