りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

VisaをDCF法でざっくりバリュエーション(2018年9月期2Qまで)

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今回はクレジット決済関連のVisaをDCF法でバリュエーションします。

●会社概要

Visaはデビットカードプリペイドカード・クレジットカード・スマホ決済(Apple Pay等)と決済業界でビジネスをしていますが、業界セグメントとしてはソフトウェア業界に属していると言っても良いかもしれません。というのも、Visa自体がカードを発行してビジネスを行っているわけではなく、カード利用者・マーチャント(加盟店)・アクワイアラー(加盟店契約会社)・イシュア(カード発行会社)がスムーズにカード決済を処理するためのソフトウェアプラットフォームを提供している会社だからです。

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スタートトゥデイをDCF法でざっくりバリュエーション(2018年3月期決算短信まで)

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今回はスタートトゥデイをDCF法でバリュエーションします。社名が2018年10月1日より「ZOZO」に変更されるのでスタートトゥデイと呼ぶのは今回が最後かもしれません。

●会社概要

最近のスタートトゥデイはzozosuit・社長が女優と交際・株式会社LINEから田端信太郎氏が転職など色々話題です。本業とは関係無い所で話題になっているが本業はどうなんだというと好調を維持しています。

スタートトゥデイの売上の91.2%がZOZOTOWNの受託ショップ事業(手数料ビジネス)で構成されているようです。買取ショップ事業は売上が下がっています。BtoB事業はブランドの自社ECサイトの構築及び運営を受託のことで、こちらは22.7%増と伸びています。フリマ事業は撤退しましたので来期決算から除外されるでしょう。
既存の事業で30%弱の売上増が達成されていますが、今後注目されているのがPB(プライベートブランド)事業です。ZOZOSUITという体型計測デバイスで計測したデータから一人ひとりの体型に合わせたオーダーメイド商品を製造し販売を始めました。来期の決算から載ってくるでしょう。
私もZOZOSUITを取り寄せました。計測してジーンズだけ購入しようとしましたが、Tシャツと一緒に購入するのが必須で一旦保留にしています。

来期(2019年3月期)予想は売上高1,470億円・営業利益400億円と会社が発表しています。PB事業で売上高200〜300億円程度を達成するという目標なのかなと思います。その後2年間も1,000億円増・1,500億円増という目標をたてていて凄いですね。PB事業次第ということだと思いますが、要注目していきたいと思います。

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ラスベガス・サンズをDCF法でざっくりバリュエーション(2018年12月期1Qまで)

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今回はラスベガス・サンズをDCF法でバリュエーションします。

●会社概要

ラスベガス・サンズ統合型リゾート(IR:インテグレーテッド・リゾート)を運営している会社です。IRはショッピング施設、宿泊施設、カジノ施設などの施設の運営になります。ラスベガス・サンズの売上はカジノが圧倒的に大きいです。運営施設は、アメリカ・マカオシンガポールにあります。最近では、日本でIR法案が話題となっていますが、これが成立し日本でカジノ施設の運営が可能となったらラスベガス・サンズも進出したいのだろうと思います。

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NIKEをDCF法でざっくりバリュエーション(2018年5月期3Qまで)

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久しぶりになります。今回はNIKEをDCF法でバリュエーションします。

●会社概要

ナイキはは、アメリカ合衆国オレゴン州に本社を置くスニーカーやスポーツウェアなどスポーツ関連商品を扱う世界的企業です。アメリカの企業ですが、意外にも日本との関係が深く、創業当初は当時のオニツカタイガー(現・アシックス)のアメリカ販売代理店になったり、経営危機時には当時の日商岩井(現・早実)に資金を融通してもらっていました。現在は、自社ブランドのスポーツシューズ・ウェアを生産・販売している大企業となりました。マーケティング手法として超有名選手(クリスチャーノ・ロナウドレブロン・ジェームズetc)と契約したり、またファブレス企業としても有名かと思います。

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ファイナンス本と言ったほうが良いかもしれない?なかなか面白い会計本を読んだ件

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東洋経済の「会社四季報から始める企業分析 最強の会計力」という本を読みました(本というより雑誌かも)。内容は企業経営者などへのインタビューや実際に企業が導入している実例などの紹介です。100ページ程度ですが中身も濃かったのでオススメかなと思います。東芝の失態についてもわかりやすく書かれていてなかなか面白いです。会計のみならず、ファイナンスについても結構書かれています。

 

会社四季報から始める企業分析 最強の会計力

会社四季報から始める企業分析 最強の会計力  
いくつか気になった箇所をピックアップしてみたいと思います。
 
目次
  • 経営共創基盤(IGPI)冨山和彦氏のインタビュー
  • EBITDA、WACC(資本コスト)、ROIC(投下資本利益率)について
  • 先進企業の会計指標の利用事例
  • HOYAIFRS導入について

 

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