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りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

バフェットがIBM・アマゾン・グーグルの3件の投資で失敗した件

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著名投資家のウォーレン・バフェットが、IBM保有株の1/3程度を売却していたことが最近話題になりました。バークシャー・ハサウェイ株主総会で、この件について言及しました。また、アマゾンとグーグルに投資してこなかったことを悔やんでいるということについても言及しました。

 

目次

IBMへの投資で失敗

投資していた6年間では当初思っていたようにはならなかった 

 バフェットは2011年にIBMに投資した時、IBMを作業を自動化させる事業を行っている会社という表現をしていたと記憶しています。

 確かにIBMは、一言で言えばテクノロジーによって作業を簡略化させることを主とする事業を行っている会社と言えます。しかし、その方法が近年変化してきています。

昔はIBMはハードウェアを売って儲けるという会社でした。しかし、そのハードウェアがクラウドサーバーの普及で不要なものへと変化しています。当然IBMクラウドに力をいれているわけですが、そこには先行者のアマゾン、またはグーグル・マイクロソフトという巨人が立ちはだかっているわけで競争は激しいでしょう。

また、自動化のためのソフトウエア開発についても、昔なら個別に要件を決定し開発する、というマネタイズ方法になるわけですが、IBMが開発したワトソンという強力なAIのおかげで、学習データがあれば開発要件を大幅に減らせるようになるわけです(かなり乱暴な言い方ですが)。

IBMクラウド+ワトソン(AI)はテクノロジー業界でもかなり有望な事業だと思いますが(実際にワトソン事業で1兆円の売上があります)、新事業が伸びていく一方で、既存のハードウェアやサービスの売上は下がっていきます。自分たちで自分たちの事業を潰している時期なのです。

その過渡期の非常に将来の予測が難しい中で投資をしてしまったわけで、現時点では失敗だったということになると思います。将来のフリーキャッシュフローの割引現在価値合計が株主価値を構成するわけですが、クラウド+ワトソンが生み出すフリーキャッシュフローが、ハードウェアの減少分をペイできるかどうかは現状は全く想像できません。 

ちなみに、アップルへの投資は、テクノロジー企業への投資ではなく、「消費者向け企業」への投資として成功しているという言及でした。顧客の定着性が高く、コカ・コーラのような企業に育つと見ているそうです。

たしかにiphoneはブランドとしての地位を現状は確立しています。ただしこれは、日本・アメリカなどごく一部の国だけです。スマホの世界シェアはandroidが圧倒的です。iphoneは高くて購入できないというのが大きな要因だと思います。

また、エンジニアはよくmacを使っているイメージですが、最近シリコンバレーでは、windowsを使うエンジニアが増えているらしいです。windowsも大分使いやすくなったようです。もともとiphone向けアプリはmacでしか開発できませんでしたが、数年前にswiftというオープンソースの言語をアップルがリリースしました。この言語はwindowsでも使えます。アプリリリース自体は現状もmacでしかできませんが、いずれOSを選ばなくなるかもしれません。そうなるとmacの売上が下がることもあるかもしれません。

個人的にテクノロジー製品は、ブランドチェンジしやすい製品なのではないかという印象です。ちなみに、私はスマホ格安SIMアスースandroidスマホで、PCはmacです。

ただし、当面はアップルのスマホは稼ぎ続ける流れだと思います。

 

アマゾン・グーグルに投資しなかったことによる機会損失

・人に質問をするなどいろんな方法で自分の幅を広げることができたはずだ。(アマゾンなどへの投資機会を逃し)失敗した

・我々はグーグルを理解できるほど賢いはずだった

・企業が大きく稼ぎ成長するには投資が必要だったが、今や大規模な資本は必要ない

・IT業界への投資尺度は「(従来と)全く違う世界だ」

株主総会でバフェットとマンガーは、アマゾンやグーグルに投資しなかったことを悔やんでいると言及しました。機会損失が発生したということです。これは、投資家にとってよくある失敗ですね。ある程度わかっていたり予想できていたのに投資しなかったために機会損失が発生しまうという失敗です。

大規模な資本は必要ないということですが、アマゾンは物流に大規模な資本を投入していますし、両者ともクラウドサーバーの提供会社ですからサーバー群にも大規模な資本を投入しています。大規模な資本が必要ないのは、ただのネットサービスの会社のみで、このような会社は頭脳さえあれば 良いですね。話題のメルカリやラスクルあたりも物流やカスタマーサポートを整える必要がある事業なわけで、近年はある程度資本が必要になってきている流れに変化しています。

バフェットは2000年前半からジェフ・ベゾスとはつながりがあったと本で読みましたが、それならアマゾンには投資できたのかなと思います。確かに赤字を垂れ流し続けていましたが、2000年中盤くらいからアマゾンは圧倒的という感じになっていました。一方「グーグルを理解できるほど賢いはずだった」というのはちょっと傲慢かなと思いました(笑)正直グーグルを理解できる人は居なかったのではないかと思います。2人の創業者でさえも成功した理由は「運だ」と言っていました。便利なものを作っていたらたまたま巨大企業になってしまっただけで、見抜ける人などいなかったのではないかと思います。

 

 

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