金(ゴールド)で買い物ができるようになるかもしれない件
今回から丁寧語で書いていこうと思います。
日経新聞に「金で決済、日本でも、英社がデビットカード、代金分を売却、支払いに。」というタイトルの記事がありました。
イギリスのロンドンにあるグリント社という会社が開発しているサービスで、実物資産である金(ゴールド)を使用して買い物を行う、ということを目指しているようです。マスターカードと組んでデビットカードを作り、消費者が即時決済できるようにするようです。
①ユーザーが実物資産の金(ゴールド)をグリント社から購入
②金(ゴールド)をグリント社に預託
③カードを利用したら、グリント社が使用代金分の金を売却し、支払いに充てる
というスキームです。
予定では、2017年6月にリリースされ、当初は米ドル、英ポンド、ユーロ、スイスフランが対応予定で、2018年に日本円に対応するようです。
グリント社としては、
・ユーザーがゴールドを購入した時に手数料を受け取る
・売却益が出るような価格でユーザーに金(ゴールド)を売却する
・ユーザーが決済利用を行った時に手数料を受け取る
というマネタイズ方法を行うのではないかと推測できます。
ユーザーとしては、
・金(ゴールド)の価格が上昇すれば、購入時点よりも多くの買い物が可能となる
・逆に金(ゴールド)の価格が下降すれば、購入時点よりも少ない買い物しかできなくなる
というメリット・デメリットがあります。
このサービスは、ビットコインによる決済と非常に似てます。(価格の変動からトレーディングの対象になっているあたりも金(ゴールド)とビットコインは似ていますね。)ビットコインは買い物の決済として利用できるお店が増えています。
私の考えでは、ビットコインは決済ができる金(ゴールド)のようなイメージで、存在感としては直接決済が出来る分、
ビットコイン>金(ゴールド)
でしたが、今回のサービスが広まれば、ただのデジタルデータであるビットコインよりも実物資産である金(ゴールド)の方が信頼性が高いと思うので、
ビットコイン<金(ゴールド)
というイメージに変化しそうです。
色々なフィンテックサービスが生まれてきていて面白いですね。
☆☆ noteご紹介 ☆☆
DCF法でざっくり一株あたりの株主価値を把握するノート
※DCF法で一株あたりの株主価値を算出して株価と比較することで、割安・割高・フェアバリューかを判断できます。