りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

「ITのバフェットになる」らしい孫正義氏

日経新聞に「経営者が選んだ注目銘柄ソフトバンク――「ITのバフェットになる」、手腕を試す巨大ファンド」という記事があった。

  

「テクノロジー業界のバークシャー・ハザウェイを目指す」。ソフトバンクグループの孫正義社長は「オマハの賢人」として知られる米国の著名投資家、ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社を引き合いに将来像を語る。

孫正義氏は、ちょくちょくウォーレン・バフェットを意識した発言をするけど、全然別物の投資手法だから比較してもしょうがないと思う。ITだったらバフェットではないし、賢人にはとても見えない。狂人というイメージ。

投資会社という枠にはめるなら同じとも言えるかもしれないけど。

 

その命運を握るファンド事業の立ち上げ準備がロンドンで着々と進む。退任したニケシュ・アローラ前副社長の右腕だったインド人幹部、ラジーブ・ミスラ氏をトップに投資銀行出身者ら数十人規模の体制になる見込み。今年度内にも運用を始める。

 ソフトバンクは、テクノロジーに投資しようとしていると思うけど、投資銀行出身の文系を集めて上手くいくのかな?コンピューターサイエンスを学んでかつMBAを取得したパターンの人材が集まるのかな。

 

ファンドの運用規模は最大1千億ドル(約11兆5千億円)と、9兆3千億円の時価総額ソフトバンクを丸ごと買える金額だ。投資先はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」や人工知能(AI)などIT(情報技術)分野で有望なベンチャー企業サウジアラビアの政府系ファンドが450億ドルを拠出する最大の資金の出し手だ。ソフトバンク自身も250億ドルを出す。

 約11兆5千億円もベンチャーに使えるのかな?そのうち、ある程度の規模になった企業を、まるごと買うような運用になるような気がする。

 

新たなファンド事業は過去の投資と比べてもそのスケールは桁違い。ソフトバンクは投資会社の様相を再び強めそうだ。

もう20年くらい前から投資会社と言えたと思う。

 

同社の姿は大きく変わる。ファンド事業ではサウジに次ぐ2番目の出資者だが、運用の責任を負うため、連結対象とする。ソフトバンク以外の投資家の資金拠出分9兆円弱が最終的に連結総資産に乗ってくる。昨年9月末の総資産は22兆円なので、約4割も膨らむ計算だ。

連結させると約11兆5千億円がまるまるBSに載ってくるのかな?本当かな?

このあたり、ソフトバンクは法律に反しない範囲で、うまく誤魔化した数字を載せてくる手法を使いそう。わかんないけど(・_・)

 

1999年に中国ネット商取引大手アリババ集団への出資を5分で決めたのは有名な話だ。4000万ドルの出資提案に対し、「そんなに要らない」と固辞する創業者の馬雲(ジャック・マー)氏を粘って最終的に2000万ドルで口説き落とした。アリババ株は一部手放したものの、価値はなお数兆円に上る。

アリババは本当に大きかったな。40億円くらいが10兆円以上に増えたわけで。

 

孫正義氏の投資リターンが物凄いと言われることがあるけど、アリババがリターンを跳ね上げているだけだと思う。他にもヤフーとボーダフォンは良かったと思うけど。

とにかく無茶苦茶リスクを取りまくって、やばかったらすぐ撤退ということを続けていた中から、物凄いリターンを生むものがたまたま出てきたという感じで、再現性は難しい気もする。ただ、孫正義氏は、実はテクノロジーについて物凄い造詣が深いらしいので、一般人には全然視えないもっと先の事が視えているのかもしれない。

ソフトバンクが投資で儲けられるのか、ソフトバンクに投資した者が儲けられるのか、最終的には結果が全てだ。

 

☆☆ noteご紹介 ☆☆

DCF法でざっくり一株あたりの株主価値を把握するノート

※DCF法で一株あたりの株主価値を算出して株価と比較することで、割安・割高・フェアバリューかを判断できます。

note.mu