りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

エリジオン、3次元設計支援ソフト――世界一狙える分野に照準(地域発世界へ)

f:id:pull-up:20170110192255p:plain

日経新聞に「エリジオン、3次元設計支援ソフト――世界一狙える分野に照準」というタイトルの記事があった。

ELYSIUM

この会社はたまに聞く。浜松にあるけど、東大卒のIQ高い人達を集めている会社だ。ただ、年収などまで触れた記事を見たのは初めてかもしれない。

  

平均年収が1660万円(平均年齢37歳)で、約70人の社員の半数近くが東大卒――。ソフト開発のエリジオン(浜松市)は「技術者の理想郷」を掲げる異色のベンチャー企業だ。3次元の設計支援ソフトで高い世界シェアを持ち、海外展開を加速している。

 地方にあって東大卒を採用できるのは凄いと思う。しかも社員70人の中小企業が。

Uターンの人が多いのかな?ビズリーチの創業者が出身の浜松北高校は、東大生がまあまあ居そう。

平均年収が1,660万円だとキーエンスクラスかな?

 

1日、エリジオンは独フランクフルト近郊に支店を開設した。16年12月には「インダストリー4・0」の研究で知られる名門、ダルムシュタット工科大と共同研究を開始。これまで米国とパリに現地法人を構えていたが、ドイツでも足場作りを急ぐ。 

アメリカ・フランスに次いでドイツに支店か〜。70人の会社が凄いな〜。

 

14年に「公式プロバイダー」の認定を受けた独ダイムラー向けのビジネスを支えることが狙いの一つだ。エリジオンは3次元CAD(コンピューターによる設計)のデータを変換するソフトで4割近い世界シェアを持つ。トヨタ自動車など国内外に約3千社の顧客を持つが、足元で最大の顧客の一つが「ダイムラーと取引先の部品メーカー」(小寺敏正会長)だ。

 「3次元CADデータを変換するソフト」を開発・販売している会社だ。自社製品のソフトウエアを販売しているエンタープライズ向けの事業を行っている会社。そういう会社はいくらでもありそうなわけだけど、70人で3,000社の顧客を抱える会社はないだろうな(笑)

 

エリジオンはヤマハ発動機の技術者出身で、ソフト会社の幹部だった小寺会長が1999年に設立した。3次元CADソフトは仏ダッソー・システムズなどメーカーごとにデータ処理が違うため、自動車メーカーと部品メーカーで異なるCADを使っているとデータをやり取りできない問題点があった。エリジオンのソフトはこれを橋渡しする。

 自動車業界向けには、自動車メーカーと部品メーカーのCADデータのやりとりを助けるソフトを提供しているみたい。地味な事業だけど、大手自動車メーカーを顧客に出来れば大きいね。

導入事例 | 導入実績・事例 | ELYSIUM

導入事例を見ると、竹中工務店とかキャノンとか全然違う業界もある。

 

設立時に約30人だった社員は70人に増え、工場内の配管などを3次元データで再現できるソフトなどに事業分野も広がったが、企業向けの高付加価値ソフトに絞って展開している。技術者には成果給で手厚く遇して、世界一を狙える分野を開拓する。

設立時から30人もいたのか。このあたりはちょっとわからないな。個人が創業ではなくて、どこかの子会社なのかな?資本金3,000万円も個人でも用意できると言えばできなくもないし。企業サイト見てもよくわからない。 

ニッチな所で世界一を狙える分野を開拓というのは、まあ良い戦略かもしれない。特に会社を大きくするつもりもないのであれば。医療機器のマニーっぽい感じがした。

 

「就職活動の時に当社を思い出してください」。昨年12月中旬、東京都立日比谷高校でエリジオンの技術者が数学の出前授業をした。採用試験にも使う難問を出題し、30人超の高校生に数学の重要性を説いた。

日比谷高校は、公立高校で一番東大生を輩出している高校だったかな?大学に採用活動しに行かず、東京の公立高校に行くところが良いと思う。

 

東大33人、慶大7人、京大6人――。社員の出身大学は地方の中小企業としては他に例がないほど高学歴だが、「ソフト開発で重要な創造性の元になる数学の力で選んだ結果」(小寺会長)だ。

数学が得意な人はソフトウエア開発に向いているということか。自分もそう思っていたけど、そんなことは無いという人もいる。どっちなんだろう(・・?

ソフトウエア開発は、知識+論理的思考能力+発想という感じだと思うから、数学が得意な人は良いと思うんだけどね。

web系はちょっと違うかな。新技術が次から次に出てくるので、知識の重要性の比重が大きくて、論理的思考能力はそんなに必要が無い気がする。サービスによると思うけど、複雑なロジックも基本的には無いと思うし。

 

エリジオンの16年6月期の売上高は24億円で、米欧の子会社を合わせると約30億円だ。小寺会長は「日本と海外で半分ずつ稼ぎ、合計で50億円規模にする」と成長イメージを語る。社名のエリジオンはギリシャ語で理想郷という意味だ。集った技術者たちの世界への挑戦は続く。(浜松支局長 剣持泰宏)
 エリジオン 1999年11月設立。3次元CADデータの変換ソフトに強みを持つ。2016年6月期の売上高は24億3200万円、営業利益は5億5500万円。社員は約70人。米デトロイトやロサンゼルスなど海外拠点を含め約90人。

 売上高24億円で社員70人だと、一人あたりの売上高は3,500万弱か。なかなか高収益だ。ソフトウエア開発だから仕入れもないのに、売上高営業利益率は22.8%ということは社員にかなり還元しているとういことだ。良い会社だと思うけど、入るためにはIQが高くないといけない(笑)

売上高50億円を目指すとあるけど、変に大きくなることを目指すより、中小の技術力のあるソフトウエア会社という状態が良いのではないかと思う。

 

☆☆ noteご紹介 ☆☆

DCF法でざっくり一株あたりの株主価値を把握するノート

※DCF法で一株あたりの株主価値を算出して株価と比較することで、割安・割高・フェアバリューかを判断できます。

note.mu