りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

日本IBMもワトソン事業に力を入れようとしている件

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日経産業新聞に「ワトソンのコンサル拡充、日本IBM、人員2倍に。」という記事があった。

自分のfacebookのTLを見ていると、ワトソン関連の部署に移動します!!的な投稿をしている人にいいねしている友人がいたので、人を増やしているのかなぁとは思ってたけど。

 

日本IBMは人工知能(AI)技術を活用したコンピューター「ワトソン」関連のコンサルティングを拡充する。2017年中に顧客企業にワトソンの活用方法を提案したりするコンサルティング要員を現在の2倍の約600人に引き上げる。今後はAIを活用した具体的なシステム提案が競争の焦点になるとみられ、人材を確保・育成する動きは熱を帯びそうだ。

2016年には既に300人いたみたい。一番の顧客はソフトバンクかな。

ただ、ワトソン事業はセルフサーブなわけではないんだね。人月ビジネスをやっていくつもりなのだろうか?それとも導入費(人月)+月額課金(保守込み)とかかな?

 

ワトソンのコンサル部門の要員を採用により拡充すると同時に、他部門からの配置転換なども増やす。1人のコンサルが処理できる案件数を増やすため、社員教育のプログラムも充実させるなどして、教育・育成システムを強化する方針だ。

他部門から配置転換されても、全く新しいことをやることになったら、担当者は大変だろうな。1人のコンサルが処理できる案件数を増やすとか無茶苦茶な感じがする。限界があるだろう。結局労働集約型の商売をしたいのか。教育というのはどのレベルなのかな?

 

現在、ワトソンの顧客はメガバンクや保険会社を中心に約100社。16年2月に日本語版ワトソンを発売して以降、契約の途中解除はいまだゼロとしている。現在も顧客の関心は高く、人手不足への対応を急ぐ。

既に日本国内で100社が顧客なのか。2016年までは、3人で1社を担当していたという計算になる。コンサルというよりも、ただの営業マンという感じもするけど。

メガバンク・保険会社でやっていることは、「顧客対応をロボットで行う」ということぐらいかな?どんな用途が一番多いのだろう。

 

IBMをはじめ、米マイクロソフトなど米IT大手は年間数千億円といった巨費をAI研究に投じている。中国の百度日立製作所富士通といった競合他社も顧客との関係構築を虎視眈々(たんたん)と狙っている。今後はAIを使ってどんなサービスを提供するのかが競争のポイントになるとみられており、コンサルやシステムエンジニアを拡充する動きは続きそうだ。

色々な企業がAI分野での成功を狙っているけど、今のところはIBMが大きく抜きん出ている感じがする。アリババは特にテクノロジー企業というイメージはないけど、テンセントはここに名前がないけど、特に狙っていないのかな?

 

以前のニュースで、IBMはワトソン事業で1兆円の売上があると言われていたと思うけど、日本IBMでどのくらいあるのかな?100社からそれぞれ1億円もらっていたら売上100億円だけど、その場合、日本事業はワトソン事業の売上の1%しかないことになる。単価が10億円だったら10%でまあまあか。日本IBMは本社IBMにとって、ローカルの小さな事業体でしかないだろうな。無いなら無くても問題ないような存在っぽい気がする。そのような中で、日本IBM側も存在感を出すために必死だろうな。

 

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