りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

ウエアラブル市場の現状はイマイチな件

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日経産業新聞に「米ウエアラブル市場、期待外れ」という記事があった。

ウェアラブルという分野は、最近はあまり話題にならなくなったけど、話題にならなくなってからが勝負だと思うので、今後もウォッチしていった方が良いと思う。

 

米国の市場調査会社、eマーケッターが公表したウエアラブル機器の利用実態調査リポートによると、米国での2016年の推計利用者数は3950万人にとどまり、同社が当初予想していた6370万人を大きく下回る見通しだ。同社は15年10月に、16年の利用者数の伸び率が60%になると予想していたが、最新のデータを分析したところ、24・7%にとどまる見通しとなったという。

16年の米国の成人人口に占めるウエアラブル機器の利用者数の比率は15・8%にとどまる見通し。20年も21・1%にとどまると見ている。

予想を大きく外しているけど、予想した意義はあるのだろうか? 

それでも4000万人弱が使用しているわけだから、日本だったら3人に1人が使っている規模だ。結構な人数だ。

 

eマーケッターはその理由に、スマートウオッチ市場が当初予想していたような成長を見せていないことを挙げている。アナリストによると、米アップルが「アップルウオッチ」を発売する前から、消費者のウエアラブル機器への興味は健康管理やフィットネス機能が中心だった。
 同社が予測する17年の18~34歳のウエアラブル機器の普及率は約30%。これが35~44歳では25・3%に、45~54歳では14・5%に低下する見通し。若年層が利用するのはフィットネストラッカーが中心になるという。フィットネストラッカーは安さに加え、明確な利用目的を持つ点がこの年齢層の理にかなっていると指摘している。
 同社によるとウエアラブル機器のアーリーアダプター(早期導入者)は主に男性だったが、フィットネストラッカーの伸びとともに女性が増えている。18年にはさらに女性が増え、男女比率の偏りは縮小していくと見ている。

ウェアラブルはフィットネスがメインとなるということらしい。確かによく聞くのは、ナイキとかフィットビットのようなデバイスだけな気がする。

以前はグーグルグラスなどのメガネ系が面白そうと話題になっていたが、結局広まらなかった。

アップルウォッチは一応ウェアラブルという位置づけで、まあまあ売れていると思うけど、用途はフィットネスがメインなのかな?

記事にはなかったけど、GoProはどうなっているのだろうか?GoProが規模としては大きそうな気がするけど、この部分を書いてほしかったな。

 

フィットネス以外の所で言うと、日本では、ili(イリー)という英語とかを日本語に翻訳してくれるでデバイスをログバーという会社が作っている。

iamili.com

以前Ringというウェアラブルバイスを出してよくメディアに出ていた会社だ

logbar.jp

バイスもサイトもオシャレな感じだ。

資本金は3億7610万円ということで、結構調達している。ウェアラブルが話題になった時期(2012、2013年くらい??)に調達したのだろうけど、そこからイマイチ跳ねないから投資家側はやきもきしているのだろうか?ハードウェアを開発したことがないからわからないけど、凄い大変で時間もかかるだろうな。そんなことはわかっていて投資してくれていれば良いだろうけど。翻訳デバイスが物凄い売れるイメージはないけど、色々作り続けていけば、ノウハウも溜まってくるだろうしいずれ会社は大きくなるかもしれない。

 

結局、今のところは一部のガジェット好きが使っているだけのような感じけど、フィットネスに限らず、いつかみんなが使うような、なにか面白いものが出てくれば良いな〜。

 

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