編み機メーカーの島精機製作所がユニクロのニットを作る件
日軽産業新聞によると、ユニクロを運営するファーストリテイリングと、編み機メーカーの島精機製作所が共同出資会社を設立したらしい。
縫い目がなく着心地の良いニット商品を開発、生産する。出資を通じて先端技術を取り込み、課題と指摘される革新的な商品の開発につなげる。開発した商品や生産手法は海外の取引先工場にも移植し、マザー工場としての役割も担わせる。
島精機製作所にとっては、物凄く大きい話だろうな。2016年3月期の連結売上高は、500億円弱の企業のようだ。ファーストリテイリングが売るニットの全てで使用されれば、島精機製作所の懐が温かくなる。ヒートテックの素材を提供している東レは、ファーストリテイリングと1兆円の契約を結んで懐を温めた。
ファストリが国内生産で共同出資会社をつくるのは初めてとなる。
島精機が昨年12月に設立したイノベーションファクトリー(和歌山市)に2億円弱を出資する。出資比率は島精機が51%で、残りをファストリが持つ。
ファストリは人員を派遣しない。ユニクロを中心に、ファストリグループのニット商品を生産する。
東レとは業務提携だけで、特に資本関係はないようだ。なぜ今回は、資本提携まで含めたのかな?ただの業務提携にすれば良かったような気もするけど、うまくいきそうだったら、丸々会社を買うことを考えているのだろうか?
とにかく、うまく行ったらお互いの企業にとって、とても意義のある契約だな。
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