りょうちんのシンプル思考日記

投資・ビジネス・テクノロジー・スポーツなどについて、日々のインプットをシンプルにアウトプットすることを目指すブログ

任天堂のスマホゲーム、NTTドコモのM&A、ウーバーの日本展開、ベネッセの課題など。

大前研一氏のメルマガで、色々なニュースの話題に触れていた。ブログタイトル以外にもタカタとかiphone7についても触れていたけど、その2件はメルマガ以上のことは無いのでここでは触れない。

 

本業復帰の任天堂、今後の業績にも期待。

 東洋経済オンラインは9日、「任天堂がアップル発表会で放った「3本の矢」」と題する記事を掲載し、任天堂iOS向けに3つのアプリを配信することを明らかにしました。

1つ目は「スーパーマリオラン」で定番ジャンルに新風を起こし、「ファイアーエムブレム」は壮大な人間ドラマがシェアを巻き起こし、3つ目の「どうぶつの森」はポケモンよりスマホに向いているかもしれないと、3本の矢の威力について解説しています。
ようやくディー・エヌ・エーとの提携が功を奏してきました。
任天堂スマホには臆病でしたが、手がけてみれば、想像以上に昔から持っている素材・コンテンツが「当たり」だったということでしょう。
ファイアーエムブレムも、スーパーマリオも、スマホの縦型のスクリーンに見事に対応しているようです。
実際の販売状況を見守る必要はありますが、基本的に「スーパーマリオ」「ポケモン」が商売の種になるのは、任天堂にとって本業復帰であり良いことだと思います。

 「 ディー・エヌ・エーとの提携が功を奏して」とあるけど、DeNAスーパーマリオランに絡んでいるのかな?

マリオがスマホで遊べるかも!? DeNAと任天堂が提携し、スマホゲーム開発を発表。 | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう

一年半前くらいに会見していたけど、ここからスーパーマリオランができたのだろうか?でも、それだったら、今回の発表でもっとDeNAの名前が出てくると思うけど、どうなんだろう?

マリオ・ポケモンへの本業復帰が良いというのはその通りだと思う。80年代・90年代に生まれたものが未だにビッグマネーにつながるのは凄い。ポケモン任天堂に100%還元されるわけではないけど。持ち分30%くらい。

NTTドコモが大型買収・提携の失敗を繰り返す理由

日経新聞は、9日「ドコモとタタ、勝者なき「後ろ向き」の紛争」と題する記事の中で、NTTドコモとインド最大財閥タタ・グループの提携解消を巡る紛争がもつれにもつれていると紹介しています。
過去にもNTTドコモはいくつか大きな買収・提携の失敗をしていますが、その苦い経験を日本企業は伏せようとし、同じ失敗を繰り返してしまいます。
経営者が代わってしまい、経験を糧とできないのです。
また、投資銀行の口車に乗ってしまうという側面もあるでしょう。
三公社五現業のような会社の経営者の場合、資金に余裕ができたとき、投資銀行から話を持ちかけられてプライベートジェットでお出迎えされたりすると、舞い上がってしまい冷静な判断ができなくなります。
NTTドコモの場合、タタ・グループとの提携について、どこに問題があったのか?
インドの携帯電話市場は確かに成長していましたが、すでに参入しようとしたときには強者が決まっていました。
ドコモとタタ・グループが組んだところで、7番目のポジションから上がれず、喧嘩別れに終わってしまったということです。

 経営者が代わると経験を糧にできないとか最悪だな。だから株主としてはまともなプロ経営者を求めたくなる。プロ経営者と名乗ったジョブホッパーは困るけど。

プライベートジェットでお出迎えされて舞い上がるような器の人間が経営者になり続けるなら、今後も投資銀行のカモになり続けそうだな。ソフトバンク日本電産とは違う。

ウーバーは日本敗北宣言
過疎対策や教育格差の是正など地方の課題解決に、インターネット企業が取り組む事例が増えています。
京都府では、NPO法人が配車アプリ大手の米ウーバーテクノロジーズの技術を採用して、スマートフォンを使った有償の運送事業を開始するなど新たな動きが広がっています。
これは一言で言えば、日本における「ウーバーの敗北宣言」です。
ウーバーの脅威に対して、日本交通などを中心に複数のタクシー会社が同じシステムを使うようになりました。
この結果、運転手をお金で買うようなことをしてもコストに見合わず、ウーバーとしては入り込めない状況になりました。
地域活性化は、本業として入り込めないウーバーとしての「敗北宣言」に他なりません。

「敗北宣言」という 発想は無かったけど、その通りなんだろうな。結局、法律的に白タクは駄目なわけで、そこはどうにも崩れそうになく、ウーバーは日本ではただのハイヤー予約サービスなわけだ。でも、こんなことは他のタクシー会社もやれるわけで、何のイノベーションにもならなかった。それで、東京外の地域でちょこちょこ新し目のことをやっている状態。日本では色々シェアリングエコノミーは難しそうだ。

ベネッセの課題は収益の落ち込みの激しさ
ベネッセホールディングスは9日、10月1日付で福原賢一社長の後任に米カーライルの日本法人会長を務めている安達保取締役が就任する人事を発表しました。
ベネッセの問題は、売上の落ち込みよりも、収益の落ち込みが激しいことです。
これまで収益の源泉であった国内教育事業のボリュームが低下し、ほとんど収益がなくなってしまいました。一方で介護事業などは伸びています。
安達氏は元マッキンゼーの方で私もよく知っています。売上ボリュームよりも、収益の落ち込みが激しいという課題を解決できると思います。期待したいところです。

売上の落ち込みよりも、収益の落ち込みが激しいこと」という日本語の意味がわからない。売上も収益だし。他の収益という区分は、営業外収益と特別利益になるわけだが、営業外収益と特別利益の落ち込みが激しいという意味なのだろうか?それとも、収益の落ち込みではなく、利益の落ち込みの間違いなのだろうか?ちなみに、会計上は「利益 = 収益 − 費用」である。

どうでも良いけどマッキンゼー出身とかGE出身の人間にはいつも甘口だな。

 

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DCF法でざっくり一株あたりの株主価値を把握するノート

※DCF法で一株あたりの株主価値を算出して株価と比較することで、割安・割高・フェアバリューかを判断できます。

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